トイレットペーパーの三角折りには意味があるって知ってましたか?
学校や職場で、「三角折りをしよう」と教えられたことがありますし、ホテルや飲食店でもよく見かけますよね…。
でも、時々そうではない場合があります。
たとえば、前の人が使った後に「三角折り」になっていることはありませんか?(特に女性が多い気がします…。)
親切なジェスチャーにも思えますが、ちょっと不衛生ではないでしょうか?と感じることもあります。
今回は、なぜトイレットペーパーを三角折りにするのか(その意味)と誰が最初に始めたのかについてお伝えします。
さらに、三角折りはすべきか、すべきでないかも考えてみましょう。
トイレットペーパーの三角折りの意味
日本では、帝国ホテル(老舗の5つ星ホテル)が最初にトイレットペーパーの三角折りを始めたそうです。
ホテルの清掃員の方が、まず客室を掃除し、トイレを掃除し、全てが終わった後にトイレットペーパーを三角折りして、「清掃完了の合図」としていたそうです。
確かに、三角折りにしておくと従業員同士が「清掃が終わった」と分かりやすくなりますし、
お客様にとっても、客室だけでなくトイレットペーパーまでがしっかりと清掃されていることを感じられて気持ちがいいですよね!
つまり、トイレットペーパーの三角折りは「清掃完了の合図」なのです。 清掃員の方が全ての清掃を終え、きちんと手を洗った後に「三角折り」をしているということです。
普通の人が三角折りをするのは不衛生
では、一般人がトイレットペーパーで三角折りするのは、どうでしょう。
逆に、手を洗っていない状態で三角折りをすると、不衛生になってしまいます!
たとえば、病原性大腸菌やノロウィルスに感染している人がトイレを使って、そのままトイレットペーパーを三角折りにしたら、次の人にも感染する可能性があります。
大腸菌はとても小さいため、トイレットペーパーの繊維を簡単に通過します。
つまり、用を足した後は手に大腸菌がついている状態であり、手を洗わずにトイレットペーパーを三角折りにすると、大腸菌がペーパーに付着します。
手洗い場の水道の蛇口も、最近は自動のものが多いですが、その理由もこれに関連しています。
また、病原性大腸菌やノロウィルスの心配がなくても、他人の大腸菌がついている可能性も考えられます。
そう考えると、なんだか気分が良くないですよね、、、
病院などでは、三角折りを禁止している場所もあります。
特に病院では、体調不良の方が多いため、感染拡大を防止するために、「使用後のトイレットペーパーの三角折りはお控えください!」という案内があルところもあります。
トイレットペーパーの最適な処理方法
では、トイレットペーパーの最適な処理方法は何だろう?
一番いい方法は、ミシン目でキレイに切ることですね!
それか、ホルダーで使うときにトイレットペーパーを切れば問題ないです。
そうすれば、次の人が使うときにトイレットペーパーに触れる必要がなくなります。
三角折り、肯定派or否定派?
トイレットペーパーの「三角折り」の意味や起源は「帝国ホテル」が始めたもので、
掃除が終わった合図と見た目の美しさを兼ねたものでしたが、調べてみると意見が分かれることがわかりました。
肯定的な意見では、
三角折りにすることで、
・キレイに清掃されている印象が与えられる。
・見た目的にも整っている印象を与える。
・使う人への配慮。
・三角折りになっていることでトイレットペーパーの端が分かりやすい。(ロールがまとまっていて取り出しにくい状態を防ぐことができる。)
・ひと手間が加わっている。
・親切心が伝わってくる。
三角折りされていることで、
・清潔な手で折っているのか不安。
・不衛生と感じる(感染の拡大への心配)。
世代や性別によっても意見が分かれると思いますが、個人的にはやっぱりトイレットペーパーの三角折りについては、
お店やホテルの従業員など、掃除を終えて清潔な手を洗った人だけが統一して行ってほしいです。
せっかく好意的にやってくれている相手の気分を害するのも嫌ですし、
もっと社会的にも「三角折りはプロの方のみが行うべき!」という風潮になれば、不安も解消されて、ウイルス感染なども防げるので、良いことづくめですね!
まとめ
今回は、トイレットペーパーの三角折りについてお伝えしました。
した方が親切な気もしますが、調査してみると、しない方が衛生面を考えると良さそうです。
するのは、清掃のプロの方のみにお任せした方が良いですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。